戸隠神社奥社の入口にある隈研吾”奥社の茶屋”

戸隠神社奥社の入口にある隈研吾”奥社の茶屋”

2019年5月3日
建築

概要

長野市戸隠にある茶屋。戸隠神社は戸隠山の麓に、「奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社」の五社からなる神社で、この最深部となる奥社の入口に茶屋はあります。神社のルーツは紀元前まで遡ると言われるほど歴史を持ち、現在ではパワースポットとして多くの参拝客に親しまれています。戸隠の代名詞でもある蕎麦が有名なほか、「そば」や「リンゴ」「栗」を使ったアイスクリームも高い人気を誇っています。

設計

設計は隈研吾建築都市設計事務所。木のルーバーを使用した「和」の路線の初期の作品で、公表されている中では長野県内で最初の物件となります。現在では「飯山市文化会館なちゅら」、「Snow Peak LAND STATION HAKUBA 」など作品数も多くなりました。東京都内の近作では「スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京」、「根津美術館」、「明治神宮ミュージアム」、「高輪ゲートウェイ駅」、「歌舞伎座タワー」、「東京中央郵便局JPタワーKITTE」など多数の物件で精力的な活動が続けられています。

"隈研吾"飯山市文化交流館なちゅら

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建築の特徴

「馬頭町広重美術館」が2000年に完成して以降、積極的に木のルーバー建築がしていく中で2003年に戸隠神社直営の茶屋として設計されました。形状は緩い勾配の切妻屋根で壁面には木のルーバーを縦使いとして張り、内側にはブラウンのポリカーボネート板が張られています。建物内からはルーバーを介して自然の取り込みを制御するとともに、外部からは建物のボリューム感を薄める役割を果たしています。屋根や外壁は黒く塗られていて、戸隠神社奥社の入口として極力主張しない建築となっています。標高1,200mという場所から積雪の影響もあって営業期間は4月下旬から11月中旬に限られています。断熱面では必ずしも優れているとは言えないため、割り切った設計になっています。

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戸隠神社の御朱印風に建てられている。
黒い建物に暖簾やノボリが映える
側面のルーバー。残雪と建物の黒のコントラストとなっている。雪対策もあり建物は浮かせてある。
店頭の土産物スペース。

アクセス、駐車場

場所は戸隠の最深部「戸隠神社奥社」の入口に位置します。県道36号沿いにあり長野市方面から来て左手にあります。戸隠神社は休日となると多くの観光客で賑わいます。駐車場は店の隣、正面にありますが満車になることも少なくないので早めの到着をお勧めします。