予科練平和記念館

概要

予科練平和記念館は茨城県阿見町にある予科練(旧海軍の飛行訓練施設)展示施設。阿見町は現在も土浦駐屯地や霞ヶ浦駐屯地があり古くから軍の街としての歴史がありました。その阿見町の霞ヶ浦と駐屯地を望む土地に予科練に関する展示施設がオープンしました。

茨城県有名建築5選(最新版)」にピックアップさせて頂きました。

設計と施工業者

全体設計は吉村靖孝、展示設計は乃村工藝社、施工は松浦建設。吉村靖孝は早稲田大学建築学科の教授、乃村工藝社は展示を専門とするコンサルタント。

建物の特徴

建物は「亜鉛めっき鋼板」の直仕上げが印象的な外観。新築の時の姿を雑誌で見るとメッキがギラついた印象がありましたが、時を経てちょうど良い風合いが出ています。一つの面に対して市松調に開口や凹みをレイアウトし閉鎖的になりすぎない立面を作り出しています。

溶融亜鉛メッキはいわゆる「どぶ浸け」という方法により金属表面に耐久性の高いコーティングを作る方法です。亜鉛が溶かされた釜に材料を浸けて、金属の上に皮膜を作ります。機械的なプリント材料とは違って1枚ごとに違った表面を作ります。

建物内の開口部を透過した光が外部に陰影を作り出している。

全体形状は正方形でこの中に7つの暗いボックスを展示スペースとして構成。ボックスごとにテーマを持たせて動線に従いボックス内外を繰り返しながら「入隊」〜「特効」までストーリーが組まれています。

内部は残念ながら撮影禁止となっています。乃村工藝社が手がけただけあって見応えのある展示構成となっています。

 

入隊、訓練、心情、飛翔、交流、窮迫、特攻と流れる。ロビー2からは現在の陸上自衛隊が眺められ、展示を通して過去の敷地の記憶を感じる。

 

屋外展示の目玉が零戦の模型。

アクセス

車の場合は常磐道桜土浦インターから車で15分ほど。