“とらや工房”御殿場

静岡県御殿場市にある「とらや工房」のレポートです。とらや工房は御殿場の東山にある旧岸信介の自邸がある敷地内にあります。

入口案内板

自邸が御殿場市に寄贈されたことを受け「御殿場ミュージアムパーク」構想により整備されました。竹林を抜けると半円を描くとらや工房が見えてきます。

竹林を縫うように歩いていく。歩道をカーブさせ先を見せない。

設計は内藤廣、施工は鹿島建設。

御殿場の観光というと「富士山」や「プレミアムアウトレット」が中心ですが、本施設もアウトレットから近距離ということもあり賑わいを見せています。昼頃に到着しましたが既に人も多く、おやつタイムになると売場に列を作るほど混み合ってました。

カーブを描き中庭を囲む配置

案内がありますが、まずは席を確保して下さい。ほぼ、どこの席からも眺めは保証されるよう設計されてます。メニューは豊富ですが人気商品は早々に売り切れてました。特に期間限定ものは人気。

どら焼きに煎茶がセットになった定番商品。どら焼きの生地は驚くほどきめ細かい。煎茶はお代わり自由。
メニューは菓子を選び煎茶をセットに頼むのが定番。菓子単品でも頼め持ち帰りもできる。
木ルーバーの上にガラスを葺いている。空との境界が曖昧にしている。
半円の外側にも席のあるスペースが確保されている。
売場から工房内がガラス張りで覗ける。並んでいても退屈しない配慮?だとしたらスゴイですね。

ここは建物、景観、菓子、煎茶、どれも品質が高く満足できる時間が過ごせます。設計者である内藤廣は「人のいやすさ」をテーマに数々のの作品を生み出してきており、必ずしも流行を負わず、長い時の流れにも耐えうるデザインを目指しています。

同じ敷地内にある吉田五十八設計の旧岸信介自邸は吉田の晩年の作品ですが、一貫して数寄屋建築を貫いてきた吉田と通ずる信念が感じられます。