2020年完成”隈研吾設計”境町モンテネグロ会館

2020年完成”隈研吾設計”境町モンテネグロ会館

2019年12月11日
建築

概要

茨城県境町の集会所を解体し隈研吾さんが設計する「モンテネグロ会館」が完成。2020年9月にオープン済み。

旧集会所は1937年に同町を訪れたアルゼンチンのモンテネグロ公使の建設援助により建てられましたが老朽化が進行、駐日大使が訪れたことによって今回建て替えに繋がりました。

壁面には既存の集会所の構造材と思われる丸太を林立させている。丸太には仕口らしき痕があるのが分かる。

建設場所は町内の上小橋で境町の文化村公民館や総合運動場の近くにありますが、民家や田畑といった境町の普遍的な風景の中になります。

建物

規模は63㎡の木造平屋ということで小柄な戸建住宅ほどな大きさとなります。旧建物の木材の一部も再活用するなどして継承性にも配慮されています。

柱や梁を外面に表し、壁面を白い左官で仕上げている。壁は蛇行させながら窓面の向きを変化させている。

境町では隈ブランドを活用した第5弾の施設建設になります。「道の駅さかい」を起点として街への集客性を高めながら、中心部からあえて離れて建設することで、周遊性を高める戦略です。

普遍的な農地や民家の一部に建てられた。

 

さしま茶長野園カフェ

地元、境町にあるさしま茶の生産、販売を行う「長野園」の店舗が本施設に移転。予約制のカフェがオープンしました。火曜から土曜日の10時から16時の2時間での事前予約が可能。

町の隈建築

前述のとおり、境町では隈建築による街の活性化が進行中です。道の駅さかい「さかい河岸レストラン茶蔵」は2019.4に完成済み。特産品研究開発施設「S-Lab」とシュクサンポウ美術館「S-gallerry」が同時進行中で着々と「隈コレクション」が揃いつつあります。

道の駅さかい "隈研吾設計 レストラン「茶蔵」"

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町という既存の広い美術館の中に、様々な建築物の作品を点在させる街作りはこれまでもありましたが、ここまで同一の建築家の作品を集めてブランド化するという手法は国内でも例を見ないかもしれません。

同町は2020年東京オリンピックのアルゼンチンのホストタウンとしても機能することなっていまし、先日来日して大きな話題となったアルゼンチン出身のフランシスコローマ教皇に町長自ら接見することが実現(ローマ大使館に招待された)し名産の「さしま茶」を献上するなど、積極的な交流やアピールを図っています。