2020年12月オープン予定 “ザ・リッツ・カールトンリザーブ・ニセコビレッジ”

概要

北海道ニセコ町。スノーリゾートを中心とした「ニセコビレッジ」に国内6例目となるリッツ・カールトンブランドホテル「ザ・リッツ・カールトンリザーブ・ニセコビレッジ」を建設中。2020年12月のオープンを目指しています。

ニセコビレッジはマレーシアのYTLホテルズが所有するリゾートエリアでビレッジ内には「ヒルトンニセコビレッジ」や「ザ グリーンリーフニセコ」、「カサラ・ニセコビレッジ・タウンハウス」など様々なグレードのホテルが点在、スキー場と一体的に主にウインターリゾート客を受け入れています。

ニセコは標高1,308mのニセコアンヌプリの麓にあり、正面に蝦夷富士とも呼ばれる単峰・羊蹄山が構える雄大なランドスケープを持つ世界的リゾートです。

特に毎日降り積もるパウダースノーは世界最高レベルの雪質と言われ、世界中から高品位なスキーを愉しめる場として冬季には多くの外国人が集まっています。

そのビレッジに新たに誕生するマリオットグループのハイエンドホテルブランド「ザ・リッツ・カールトンリザーブ・ニセコビレッジ」はどのような施設になるのでしょうか。

場所

建設地はニセコ町東山にある「ニセコビレッジ」内。「ヒルトンニセコビレッジ」から数百メートルの位置に建てられ、2014年に開業した複合施設「ショッピング&ダイニング」からほど近い場所になります。

エリア内の他のホテルもそうであるようにホテルロビーの目の前にゴンドラ駅が整備されることで「スノーフロント」が実現。前述のショッピング&ダイニングも併せ、滞在中は十分なスノーアクテビティが愉しめるレイアウトになると見られます。

左に見える山がニセコアンヌプリ。山裾に当ホテルが建設される。山には複数のスキー場があることが分かる。右の単独峰が羊蹄山。遥か後方が札幌方面。
中央にニセコアンヌプリ、右のタワーがヒルトンニセコビレッジ 、左の町屋風の施設がショッピング&ダイニング。当ホテルはこの左方向に建設。

建設(2019年秋現在)

建物の設計・建設は国内最大手ゼネコン「清水建設」が担当。建物の規模や室数は公表されていませんが、周辺環境や形状から5階建て程度の中低層、室数を抑える一方で一つの室数の面積を大きくとるラグジュアリーに適した構成になるものと思われます。

中央に建設中の建物がザ・リッツ・カールトンリザーブ ニセコビレッジと見られる。光り輝く木々の中に立つ。右側にショッピング&ダイニング。さらに右がニセコアンヌプリから下るゲレンデでゴンドラが整備されている。左手前はサマーシーズン限定の自然アクテビティ「ピュア」。

温泉

ビレッジ内は歴史のある東山温泉が湧いており、各ホテルにも天然温泉の露天風呂が設けられています。同様にリッツ・カールトンにも温泉が引かれることは濃厚ですが、ホテルのグレードからみて共同浴場以外にも各室にも供給されることもあるのではないでしょうか。

ヒルトンニセコビレッジ内の天然温泉は雄大な羊蹄山をバックにした露天風呂が有名で泉質も肌がツルツルすると評価が高いです。

価格帯

国内のリッツ・カールトンブランドのスイートを除いたスタンダードな室の価格帯は一泊二日2人で6万円〜10万円程度とされています。しかしながら世界的スノーリゾートのハイエンドホテルとなると見られること、既存のヒルトンなどとの差別化を考慮するとさらに高水準となっても不思議ではありません。室のグレードや時期(特に冬季)によってもかなり変動が見込まれるのではないでしょうか。

完成は2020年12月。日光は5月に先行してオープン。

2015年に発表になってから5年後の完成予定となっています。冬季の工事が出来ないことやニセコ、倶知安エリアの建設ラッシュが続いていることから、じっくりとした期間が、必要なのでしょう。

2020年5月22日にはニセコのオープンに先駆けて「リッツ・カールトン・日光」がオープン予定となっています。並行的に計画が進められてきたことから、比較できることも多いと思います。

「日光」は国内を代表する観光地である一方、古くより外国人によって避暑地として親しまれてきた歴史をもっています。その後は日本人が観光地として開拓してきた経緯を持ち、インバウンド需要が高まるなか外国人富裕層をターゲットにしたリッツカールトンが誕生することになります。

ニセコのようなダイナミックなスノーリゾートではありませんが日光は関東という立地の良さと中禅寺湖、男体山や戦場ヶ原などの自然資産を活かしたアクテビティや温泉が楽しめる場としてさらに旅行客を魅了していくでしょう。

一方、ニセコは主に国内のスノーリゾートを中心として開発されていましたが2000年代になり、その雪質がオーストラリアのスキーヤーを中心に魅了し続け、現在ではインターナショナルなスノーリゾートエリアとして海外からの集客性が非常に高くなっています。

その中でも最高グレードのファシリティや「もてなし」によってエリアの中でも差別化を図っていこうという試みと言えるでしょう。

同ホテルからほど近い樺山地区には小樽のオーセントホテルズを運営する新日本海フェリーが新ホテルを建設中。リッツカールトンとは対照的に低層型の「和」テイストのホテルで、2020年冬にオープン予定となっています。同時期に誕生するホテルとして注目されるでしょう。

また、ニセコモイワエリアにアマンニセコが2023年に誕生します。