内藤廣設計”古河総合公園管理棟”

概要

内藤廣設計の公園管理施設。管理室や休憩室、トイレなどの機能が収められる管理棟の機能を持ちながら、公園ゲートとして視覚的な役割も持っています。

池沿いの数十メートル先に妹島和世設計の飲食施設があります。

設計

内藤廣は木構造を主戦とする建築家で代表作として「安曇野ちひろ美術館」や「とらや工房」などがあり、茨城県内では「天心記念五浦美術館」を設計。新日立市庁舎の最終プロポーザルにも参加していました。

建築の特徴

50m以上ありそうな長大な平屋の切妻屋根の中央部がこの建物のエントランスであると同時に古河総合公園という自然へのゲートでもあります。

林立する柱の間を抜けていく過程は林の中を通り抜けるような感覚。公園外から流れ込む小川はこの建物の中心線で水を引き込みつつ人々も引き込みます。

妹島和世設計の飲食施設は数十m離れた場所にありますが、白く透明なその建築とは平面的には近いものの対照的な様相を呈しています。

内藤さんは「建物どおしが語りあっているよう」と表現しています。

公園全体を設計した景観家の中村良夫さんに両者は「設計を依頼された」と語っていることから、二人の建築家の選定時点で、統一感を与えるのではなく、それぞれがシンプルながらも対照的に存在感を引き出すという狙いが中村さんにはあったのかもしれません。

公園内から望む
公園エントランス。林立する柱の間から公園を見る。
休憩所内。木ルーバーを介して池を望める。
中心線を通る小川。
外部側から望む。小川がゲートに向かって伸びていく。

アクセス

JR古河駅よりタクシーで10分程度。バスは路線にもよりますが古河市巡回バスぐるりん号で10分前後。