妹島和世設計”古河総合公園飲食施設”

概要

建築家”妹島和世”が地元茨城で設計した公園休憩施設。敷地は自然豊かな古河総合公園の中にあり、長方形のシンプルな平面の中にカフェや売店機能が収められ、両妻側の軒下スペースはバーベキューなどに使われています。

池沿いの数十メートル先に内藤廣設計の管理棟施設があります。

設計

茨城日立出身の妹島和世(SANAA)が設計。既に県内では「ひたち野リフレ」や「マルチメディア工房」など当時話題の作品を生み出していた時期に重なります。

県内ではJR日立駅の監修や日立市庁舎などより規模の大きい作品を手掛けることが多くなりましたが、代名詞の一つである「白く軽やかなフレーム」を一見で汲み取れる作品です。


建築の特徴

林立する白いφ60.5の鋼管の上に僅か数センチの屋根がそっと置かれています。全面ガラス張りの立面は透過性が非常に高く、公園内の緑の景色を遮断するものではありません。

鋼管だけでは水平力に耐えられないため、両方向に鏡面仕上げのステンレスパネルが、2枚づつ貼られています。

通常の鉄骨造であればブレース材を柱間に入れたり、柱の鋼管の断面サイズを大きくしたりして水平力を確保するのですが、ここでは屋根面を極限まで薄くして荷重を軽減させているため、ミラーにより存在感を薄めた一部のパネルのみで成立しています。

反対側の景色は透過してそれ自体も建物の立面となっている
細い柱は多数あるが細いだけに邪魔な感じはしない
新緑から夏場は周囲の緑が濃く、秋から冬にかけては緑や芝も薄くなり季節により建物の印象は変わる。

アクセス

JR古河駅よりタクシーで10分程度。バスは路線にもよりますが古河市巡回バスぐるりん号で10分前後。