茨城県自然博物館

茨城県自然博物館

2019年1月9日

茨城県自然博物館は茨城県坂東市にある菅生沼に面した県立の自然博物館。展示は多岐にわたりますが、まずなんといっても「恐竜」展示の迫力。それから「魚」、「植物」も豊富でさながら「動植物テーマパーク」と言えます。

(内部の撮影は禁止されてませんので当ページには写真を掲載しています。ネタバレを回避したい方はご注意ください)

設計は仙田満(環境デザイン研究所)。建築と環境を同時にデザインすることを専門とする建築家で博物館や科学館、こどもが利用する施設などは特に実績が多く、本格派のイメージがあります。近年ではこれだけのコンテンツを取りまとめるとなると大手設計事務所とのコラボとなりがちですが、個人事務所単体でまとめあげる力量には恐れ入ります。

首都圏から近いこともあり駐車場には他県ナンバーの車が多く並んでいます。関東最大クラスの博物館だけありますね。子連れのシェアは8割以上というところでしょうか。

料金は企画展開催期間中は大人740円、小中学生140円、未就学児は無料。年間パスポートも発行しており大人1,540円、小中学生310円。子育て支援パスポートなどがあれば大人は1,340円となりかなり2回行けば元がとれます。

アプローチ。多くの自然に囲われているため全景は見せてくれない。設計者もなるべく自然側から見せないように計画した、とのこと。
建物内はほぼ一筆書きの移動が可能。吹き抜けを中心にして各テーマを探訪する。
吹き抜けを最大限に活かしたメタセコイア

内部は吹き抜けを中心とした回廊型展示となっていて、吹き抜けは「明」、各展示室は「暗」と「明暗」の中で様々な展示に出会える仕組み。リズムよく展示を見ることができます。

恐竜は実寸の骨格レプリカや可動式の復原体など迫力ある展示が繰り返し訪れます。ティラノサウルスとトリケラトプスの格闘展示はリアリティがあり本気で怖がっている子供もたくさんいました。

この博物館のハイライト!ティラノサウルス対トリケラトプス
これまでの企画展示ポスターのインスタレーション。
建物内に森林を再現。小鳥などのサウンディングも心地よい。
淡水から海水と幅広い。

企画展示室も十分な広さがあって内容も非常に濃いです。この期間は「くだもの展」を開催。いろんな果物の香りを試すことができます。

出口には展示に関連するグッズが販売されています。レストランはいつも混んでいますので弁当持参が無難です。

公園編に続きます。