圏央道”坂東PA(パーキングエリア)”2022〜2024年建設、順次供用へ

概要

坂東PAは圏央道に整備されるパーキングエリア。場所は茨城県内坂東IC(インターチェンジ)からほど近い東の田園エリアとなる予定。圏央道は歴史が浅いため、SAやPAの設置が少なく予定地から最寄りのPAは西は菖蒲PA、東は江戸崎PAでこの間76kmもあり空白区間となっており、早期の開設が切望されています。

パーキングエリアは「上り・下り」分離型のPAとなります。兼ねてから坂東市で設置が検討されていた「道の駅 坂東」が単独での設置ではなく坂東PAに併設される「地域利便施設」としての看板で整備される見通し。

坂東PA建設予定地

坂東PAの機能とは

坂東PAはどのような施設になるのでしょうか。PA(パーキングエリア)には明確な定義があるわけではないそうですが、広い駐車スペースにトイレがあり、ドライバーが休憩できる機能を有している場がPAと言えるでしょう。

同じPAでも圏央道の「江戸崎PA」にはトイレしかなく最低限機能型のPAですが、「菖蒲PA」にはこれに加えてセルフ型のレストランやショップ、ガソリンスタンドなどがあり、SAの規模に近い集客力のあるPAもあります。

2019年6月18日に関係機関(国土交通省、茨城県、坂東市、東日本高速道路(株))が公表した「坂東パーキングエリア(仮称)整備方針」によれば、「上下線分離型のPA」を整備すること、坂東市が「地域利便施設」を整備すること、圏央道の南側に接する「桜の里山」を極力残置しこれを活用した計画とすることがまとめられています。

レストランやショップなどの充実型のPAの場合は、菖蒲ICのように効率化の観点から「上下線集約型PA」(上り下りで同じスペースを共有する方式)を目指すと思いますが、そうではないところを見るとPAとしては駐車場とトイレのみが整備される最低限型、そこから徒歩でアクセスできる「地域利便施設」に店舗やレストランなどの機能を持たせるのではないでしょうか。

その前面に桜の里山があり景観と一体化したような場所。これが理想的な全体計画と想定します。

坂東の隣にある五霞ICには数分のエリアに「道の駅 ごか」があります。高速には隣接していないため、高速を一時下車しても料金据え置きとして高速ユーザーの利用を促しています。

周辺の道の駅

併設される「地域利便施設」は高速道路と一般道からアクセスできる「道の駅」のような機能を持つことが期待されていますが、付近のエリアにはいくつかの新たな道の駅や計画中の道の駅があります。

「道の駅さかい」は境町にある利根川沿いの道の駅で、かつて海運で栄えた街の蔵のイメージで作られており、2019年には「レストラン茶蔵」がオープンし話題を集めました。

 

同じく2019年に筑西市にグランドオープンした「道の駅 グランテラス 筑西」は北関東の大動脈である国道50号線沿いに完成した「ハイブリッド道の駅」で、デパ地下のような道の駅として集客しています。

 

現在計画中の道の駅として「道の駅 常総(仮称)」があります。坂東PA予定地の一つ東のICである「常総IC」と交差する国道294号沿いに建設計画中。アグリサイエンスバレーと言われる農業と産業をマッチングしたエリアの中心施設となることが期待されています。

坂東PAの現在の検討状況

設置主体となる坂東市が「坂東PA関連事業に関する整備方針検討委員会」を設置し、有識者によるPAの具体的な設置の検討・審議が進められています。市や市議会関係者、筑波大学、関係機関(国土交通省、JH)等により今後も議論や検討が継続していきます。