KOILの概要
「KOIL」は三井不動産が展開するコワーキングスペースを含むレンタルオフィス施設。会社の専用スペースとして区画を借り上げる賃貸方式では無く、事務スペースや会議室などを他人と共有し、独立した業務を行う形態を「コワーキング」と呼んでいます。KOILは事務スペース「KOILパーク」や会議室「KOILサロン」はもちろん、3Dプリンターやレーザーカッターなどを有する「KOILファクトリー」、80名収容できるプレゼンテーション空間「KOILスタジオ」なども共有しており、コワーキングスペースとして新たな価値を生み出しています。
三井不動産のコワーキングスペースは「31ventures」としてここ「柏の葉」と「日本橋」にフリーアドレス型のコワーキングがあります。「三井のオフィス」というと「ブランドオフィス」というイメージがありますが、コワーキングは起業を推奨している場であることや1日利用のドロップインもできることから敷居の高さを感じることはありません。
KOILがある「柏の葉キャンパス」はつくばエクスプレス秋葉原駅を起点として最速約30分。駅前には「ららぽーと柏の葉」や「東京大学柏の葉キャンパスサテライト」が立ち並び、商業施設と教育・オフィスなどが有機的に結びつく「スマートシティ」の概念により開発されています。付近には蔦屋書店を含む「柏の葉T-SITE」もあり、沿線で最も開発が進んでいる駅となっていることも「柏の葉」の魅力を高めています。東京やつくばからのアクセスが良く、官民研究者やビジネス人材を誘引しやすい環境にあることや、駅周辺に複数のタワーマンションが林立し人口密度の高まりを背景として、様々な利用者を受け入れる新たなサードプレイスが環境が提供されています。
東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト アカデミックと先端的街づくりが調和する外観を持つ東大の駅前施設
KOILの特徴
これまでのコワーキングスペースは既存の賃貸オフィスビルの1区画に、後からコワークスペースを挿入する手法により開設されていることが大半だと思います。しかしKOILはコワーキングスペースを設けることを前提としてあらかじめ設計されている点で、他と一線を画しています。
特にコワークスペースの中心となる「KOILパーク」は様々なファニチャーが十分なスペースの中に置かれています。一般のオフィスに見られるようなデスクが整然とした並んでいる姿はここにはありません。整理された空間は会社の業務を機械的に推し進める上では効率的とは言えますが、創造性・イノベーションを与えるかどうかという点ではKOILのような場が向いているのではないでしょうか。
KOILの特徴は設備環境面だけではありません。ジャンルは異なれど、ここを拠点として起業を目指すコワーカーが集まっていることや起業に対するセミナーなどが頻繁に開催されているなど、他分野交流などが生み出されやすい環境が用意されています。
設計・施工会社
建物本体の設計・施工は銭高組。KOILの内装設計は成瀬猪熊建築設計事務所。ららぽーと柏の葉北館でもある本建物の6階部分がKOILのメインフロア。5階は専用区画賃貸スペース。
KOILのコンテンツ
KOILの利用料金
特にフリーの方が自分にカスタマイズした働き方を実現できることやプライベートと仕事を切り離し、専用のワークプレイスを確保したい方、カフェでの短時間作業では物足りない方など様々な層にターゲットになる場です。
また働き方改革が叫ばれる昨今、企業ワーカーにとっても、新たな勤務場所としても機能する場にもなるでしょう。