“安藤忠雄”星野リゾートトマム”水の教会”

“安藤忠雄”星野リゾートトマム”水の教会”

建築

概要

「水の教会」は北海道夕張郡占冠村トマムにある星野リゾートトマム内にある教会施設。1988年に完成。ホテルは歴史の中でブランドを変えてきましたが、「水の教会」は姿もそのまま、湖とともにその場に佇み続けています。

安藤忠雄と教会建築

「水の教会」の設計は建築家・安藤忠雄。安藤氏は日本のみならず世界的な活躍により評価を受けきた建築家。独学により建築を学んだとされ、1970年代にコンクリート打ちっ放しの個人住宅を中心に作品を生み出しました。

「水の教会」は大阪の「光の教会」、兵庫の「風の教会」と並び自身の教会3部作のうちの一つです。

「水の教会」

まず、「水」という自然が人と建築がどう関わるか、敷地内に流れる小川を堰き止め池を作りました。池に向かい合うように10mと15m角の箱をずらして配置、一方の箱を礼拝堂とし、もう一方はそこに至るアプローチの装置としています。

池を囲う大きなL字形の壁は、建物へのアプローチに大きな意味を持っており、壁の外の風景を見ながら水の音が聞こえ始めますが、中の様子は見ることがまだできません。ようやく壁が開けると池とそこに佇む十字架、そしてそれと向き合う礼拝堂が一気に視界に入ります。礼拝堂からは「建物」によって切り取られた「自然」が「人」を迎え入れます。

左手にあるコンクリートの壁の裏を通りながら開口部からアプローチする。水の音を聞きながら期待感を徐々に高め、一気に視界が開ける構成。水に浮かぶ十字架はシンプルにI型鋼が作られている。

 

礼拝堂の十字のサッシはスライド式で左側へと開き全開となる。建物内にはいくつかの十時があることに気づく

星野リゾートトマム

「水の教会」があるのは北海道夕張郡占冠村にあるリゾートヴィレッジ「星野リゾートトマム」です。冬は幅広いスノーアクティビティ、夏はグリーンやウォーターアクティビティなど年間通して楽しめる場所です。

最近ではスノーゴンドラによりトマム山山頂から眺める「雲海テラス」で有名。冬にはマイナス30度にもなる低温環境を活かした「氷のホテル」なども話題を呼んでいます。

ホテル棟は全室スイート仕様の「リゾナーレトマム」、色々な室構成のある「ザ・タワー」があり、どちらも120mある超高層仕様。眺めは抜群で日によっては高層階から雲海が見られることもあります。

"クライン・ダイサム外観リファイン"星野リゾートトマム・ザ・タワー

概要 北海道夕張郡占冠村トマムにあるリゾートツインタワー。1987年にタワーⅠ、…
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「水の教会」はビュッフェレストラン「haL」からアプローチ。

見学

新千歳空港から南千歳駅経由で「特急とかち」、「特急おおぞら」を利用して最寄りのトマム駅まで約70分。列車の到着毎にリゾートのバスの送迎があります。車やレンタカーの場合はトマムI.Cが最寄りとなります。

施設の見学は宿泊者向けに通常ですと朝、夜に一定時間の中で案内されていますが、2020年10月現在、新型コロナウイルス感染対策のため見学を行っていません。