“隈研吾改修設計”ワン・ニセコ・リゾート・タワーズ

概要

北海道ニセコ町にあるリゾートホテル・コンドミニアム。2012年に隈研吾氏によりエントランスやスイートルームのリデザインがなされワン・ニセコ・リゾート・タワーズとしてオープンしました。

場所はニセコアンヌプリと連山であるモイワ山の麓にあります。一般にニセコのスキー場というと4つのスキー場が一体として運営されているニセコユナイテッドを指しますが、ここは一線を画しております。

特に毎日降り積もるパウダースノーは世界最高レベルの雪質と言われ、世界中から高品位なスキーを愉しめる場として冬季には多くの外国人が集まっています。特にこのモイワは積雪量が多いことでも知られています。

木のルーバーによるエントランスのリデザイン

リーズナブルな全室スイート仕様と隈研吾氏デザインの室

このホテル・コンドミニアムの特徴はなんといっても全室が最低50m2程度の広さとキッチン、バルコニーを備えたスイート仕様であることです。

もっともスタンダードな「スタジオ」タイプでも47〜53m2あり2人〜5人まで泊まることができます。

各部屋にあるバルコニーからの眺め。遠方に昆布岳を望む。

この上は部屋がさらに広くなり、デラックス、プレミアム、プレミアムグランド、ワン・スイート、ペントハウスとなります。

広さよりもインテリアを優先されるのであれば「ワン・スイート」をお勧めします。この部屋は唯一、隈研吾氏が室内デザインも手掛けています。アイヌの伝統を意識し木を縦割りして素材感を残したまま内装材として使った力強いデザインです。

隈研吾氏の建築は全国的に見られるようになりましたが、北海道では公表されている限り意外と少なくホテル3物件(MEMU EARTH HOTEL(2016、十勝)、WE HOTEL TOYA(2018、洞爺湖))となっています。当ホテルは改修ながらも北海道初作品に位置付けられますし、3物件の中ではもっともリーズナブルです。

ワン・スイート以外の部屋の内装グレード自体は抑えているため他のニセコのコンドミニアムと比較してリーズナブルな料金設定が可能になっていると思います。

エントランスからエレベーターホールに通じる通路を利用したラウンジスペース。白樺系の木肌を強く現している。ブックスタンドも兼ねている。

温泉

このホテルのあるエリアはもともと「昆布温泉」として名高い温泉場でもあります。もちろん大浴場に引き込まれているので、スキーの時期でなくても温泉リゾートとして楽しめます。