つくば理想開発センター

概要

つくば市「研究学園駅前公園」前にある「理想科学工業」の研究拠点。つくば市内には民間企業の研究所が多く存在しますが、研究学園駅南エリアに立地する最初の企業となりました。2019年2月現在では「タキイ種苗」関東支店が立地しています。

「理想科学工業」は事業所向けカラプリンター「オルフィス」シリーズを主力とする企業。

設計、施工会社

設計は久米設計。建築に関わられていない方には馴染みが少ないかもしれませんが、国内の大手組織設計事務所です。

付近の大手組織設計事務所の作品としては「つくば市庁舎(山下設計)」、「イーアスつくば(日本設計)」、「パークハウスつくば研究学園(三菱地所設計)」などがあります。このように施設が大型になるほど大手組織設計事務所が設計するケースが多くなります。

久米設計に関して言えば付近では「ライトオンつくば」が有名です。残念ながらライトオンの本社機能は移転し所有権は外資となりましたが、つくば駅の中心部と研究学園に大型施設を設計しています。

施工は準大手ゼネコン「安藤ハザマ」。同社は建設場所のすぐ近くに技術研究所を構えています。研究学園南エリアの研究拠点ということでは安藤ハザマも含まれるのかもしれません。

建築の特徴

鉄骨造7階建てで、ほぼ矩形の形状によりデザインされています。2階から7階にはアトリウムが貫入されていてこの施設の核となっているようです。

企業の研究開発拠点となるとセキュリティの都合上、極端に内に閉じる設計となりがちですが、ここでは南北の立面をガラスにより構成し街への表情を創り出しています。

左に見えるのが理想開発センター。

一方、両端部となる東西面は縦スリットによるシャープな印象をつくり、面による表情のコントラストにより建物全体のデザインをまとめています。

つくばの新たな研究拠点としての表し方を示した民間施設と言えるでしょうか。

アクセス

つくば市学園南2-8-1。研究学園駅からは研究学園駅前公園を通り5分程度の場所に位置します。民間事業所ですので見学は受け付けてないと思います。