“2019年12月14日オープン”道の駅 伊豆月ヶ瀬

“2019年12月14日オープン”道の駅 伊豆月ヶ瀬

2019年7月10日

概要

「道の駅 伊豆月ヶ瀬」は静岡県伊豆市に整備中の道の駅。2019年12月14日(土)にオープンしました。

出典:国土交通省沼津河川国道事務所Twitter

敷地は伊豆半島のほぼ中央に位置する山間部で、沼津から下田まで約60kmを結ぶ伊豆縦貫自動車道の「伊豆月ヶ瀬IC」に隣接する「高速道路IC隣接型」の道の駅です。伊豆市は「土肥町」、「修善寺町」、「天城湯ケ島町」、「中伊豆町」の4町が2004年に合併、月ヶ瀬は「旧天城湯ケ島町」に属していました。

伊豆縦貫自動車道は現在整備進行形の自動車道で沼津から伊豆月ヶ瀬ICまでは複数の有料道路やバイパスなどで接続されており、現在は伊豆月ヶ瀬ICが整備済みの南端となっています。

道の駅伊豆月ヶ瀬の計画場所。縦の赤線が伊豆縦貫自動車道。出典: 国土交通省「「道の駅」の第51回登録について」

このエリアを馴染みのある地名で説明すると北には伊豆小京都と言われる「修善寺」、南には伊豆の踊り子で有名な「天城越え」の舞台となった天城トンネルがある風光明媚な場所で、ワサビの生産が盛んなことで知られています。ワサビを育てるにはきれいな豊富な水と日陰が必要とされていることからも、中伊豆の自然がいかに豊かであることを示していると思います。

施設の正面には伊豆のきれいな水を集めた狩野川が流れ、川が蛇行した内側のスペースを活用した「リバーサイド道の駅」でもあります。

道の駅「伊豆月ヶ瀬」は中央部に建設中。狩野川を陸橋で超えた先に月ヶ瀬ICがありその出口に隣接

建物の配置とコンテンツ

「道の駅 伊豆月ヶ瀬」は高速道路インターチェンジの新設に合わせた新設の道の駅です。2019.6には既に国土交通省が道の駅として登録済みで建設や開店準備を進めてきました。

コンテンツは道の駅に最低限必要な機能であるトイレなどを含む「休憩施設」と物販やレストランを中心とした「地域振興施設」からなります。

地域振興施設は狩野川の蛇行に沿うよう川に近い場所でカーブを描いたように配置されます。1階部分に物販スペースとレストランを配置。狩野川の眺めを存分に楽しめるレイアウトになっています。

レストランの名前は「月ヶ瀬テラスキッチン」。「村の駅」のプロデュースを行なっている「TTCグループ」が運営しています。目玉のメニューは伊豆の川で獲れるズガニを使った「ズガニ定食」、「ズガニうどん」。豪快にズガニを一尾載せたメニューで寒い冬にぴったりです。

TTCグループは「熱海銀座 おさかな食堂」や11月にオープンした「漁港の駅 小田原TOTOCO」などを手掛けており、非常に勢いのある会社で今後の運営に期待が持てると思います。

南に約10km、15分の位置には同じく伊豆市にある「道の駅天城越え」が既存駅として存在します。

情報スペースには地域の観光情報の提供に加え、レンタルサイクルとサイクリングコースの紹介なども行われるようです。伊豆市は市内にある「ベロベロドーム」が2020東京オリンピックの自転車トラック競技会場となっており、相乗的な効果も期待されます。

施設の設計は「設計領域・都市環境研究所・昭和設計・ミクスド共同企業体」。非常に長い名称ですが、共同企業体というのは「複数の設計会社が共同で設計を行う形態」を言います。道の駅の開発は都市計画、建築、景観、自然保護、商業、交通など幅広い分野の集合体です。特に河川や山林などの自然環境が豊かなエリアほど解決していくべき膨大な法律や規制があります。それぞれの専門分野に強みを持つ会社が一つのチームとなって道の駅が出来上がっていくのです。

出典: 国土交通省「「道の駅」の第51回登録について」
狩野川に張り出すような道の駅のレイアウト。施設から川にアクセスできるルートも整備される。出典: 国土交通省「「道の駅」の第51回登録について」