“2020年度以降オープン予定”埼玉県桶川市”道の駅おけがわ”

“2020年度以降オープン予定”埼玉県桶川市”道の駅おけがわ”

建築

概要

道の駅おけがわ(仮称)は埼玉県桶川市に新設する道の駅で、2021年中のオープンを目指しています。桶川市は埼玉県の中央部に位置する人口約74,000人の市で、東京都心から40km圏にある通勤圏で、南部で上尾市、北部で北本市に隣接しています。東西に圏央道が横断し、市西部で縦断する上尾道路、市中心部で縦断する国道17号線と道路交通の結節点としてのメリットを活かし、道路利用者の利便性向上を図りながら、地域交流の拠点となるべく平成29年に道の駅整備計画を取りまとめました。

桶川の新たな道の駅の特徴

上尾道路は国道17号線バイパスとしてさいたま市西区から鴻巣市を繋ぐ総延長約20kmの国道で、現在南側のさいたま市側から整備が進められているところです。道の駅計画地は上尾道路を挟んで「城山公園」があり、本事業では道の駅を「コアゾーン」、城山公園を「パークゾーン」として一体の開発エリアとして捉えています。

コアゾーンにはいわゆる道の駅の機能である休憩機能(トイレなど)や地域振興施設(物産販売所など)が計画され、パークゾーンは主に防災拠点として位置付けられています。コアゾーンには既存の施設として「桶川市農業センター」や「川田谷生涯学習センター」があり、これらも含めたゾーンを一体的に道の駅とする計画です。

南北に縦断する上尾道路。道路の左側に城山公園がある。今回の計画地は上尾道路を挟んだエリア、ここにコアゾーンとして道の駅が誕生する

道の駅の「顔」となる地域振興施設は約2,000㎡の2階建てとし、1階には「物産販売所」や「物産館」、「飲食施設」、「情報提供施設」などが入り、2階には「飲食施設」や「情報交流スペース」などがレイアウトされる予定となっています。分かりやすくしますと、1階には「地域の野菜などの農産物を中心とした販売施設」や「フードコート」、2階には「レストラン」や「地域交流のための貸切スペース」などが入るのではないかと見られます。

建物の正面には大屋根の広場が設けられます。大屋根の下は平時は各イベントスペースも兼ねており、災害時等は雨に当たらない災害拠点として機能することを想定しています。大屋根のある道の駅が全国的にも増えてきていますが、大規模な地震や水害などの発生リスクが高まる中、地域の備えとしてこのような安心材料があることは心強いと思います。

整備・運営方法

本事業の整備は当初から民間活力の活用を念頭に考えられており、「桶川市「道の駅」整備事業に係る 民間導入可能性調査報告書(概要版)」における比較検討によって、本事業は「PFI」方式または「DBO」方式のいずれかよる整備が妥当と評価しています。どちらの方式も民間によって、一体的に整備(設計・施工)、運営を図っていく、という基本路線はほぼ同様です。この中で資金の調達を自治体主導で行うケースがDBO、民間の収益を念頭に割り当てていくケースがPFIとなります。

今後のスケジュール

現在は整備計画を基とし用地調査や取得準備を進め、並行して、令和元年度に契約した「桶川市道の駅整備事業者選定等支援業務」を国際航業株式会社(プロポーザル方式による優先交渉権者)と市が具体的な整備の手法も含めた検討を進めている模様です。

平成29年度に取りまとめた整備計画の中では、「平成32年度中の供用開始を目標」としていますが、上記の支援業務に続く道の駅のPFI事業としての公募はこれからとなる見込みのため、後ろ倒しのスケジュールとなることが見込まれます。