つくば国際会議場

概要

つくば市竹園にある国際会議場。1,300人を収容する大会議場をはじめ中、小の会議場も多数備える総合会議施設。2016年にはG7つくば・茨城科学技術大臣会合を開催するなど国内外の会議開催のニーズが高い。

2019年にはG20茨城つくば貿易デジタル経済大臣会合が開催される予定。

設計

設計は「坂倉建築研究所」。坂倉建築研究所とは坂倉準三が開設した建築設計事務所です。坂倉準三といえば「ル・コルビュジェ」の3人の日本人直弟子のうちの一人で、代表作は「神奈川県立近代美術館」。つくばでは「中央公園レストハウス」を手がけています。

坂倉準三は1960年代に他界していますが、それから50年以上経った現在も組織設計事務所として数多くの案件を手がけています。大建築家をルーツに持つ設計事務所は多数ありますが、現在も創業者のカラーを残しながら稼働している事務所となるとそうはないのかもしれせん。

事務所は「坂倉スクール」とも言われるほど優秀な人材を送り出してきた坂倉準三の教えが、現在も脈々と受け継がれているということなのでしょうか。

現在は高級共同住宅や、かつて師が設計した「神奈川県庁舎」関連の改修などの業務などが中心となっているようです。

建築の特徴

建物はつくば駅からペデストリアンデッキを経由して徒歩10分程度の場所に位置。この建物は「2面性」を持っています。正面玄関側となる道路側と環境に優れた公園に面する側。

閉じる所は徹底的に閉じ部分的に光を取り込みつつ、開く所は徹底的に開いてガラス面から景色を丸ごと獲得しています。

特に公園側はほぼ全面を3m角程度の鉄骨の格子の中に透明ガラス、ガラスブロックをはめ込み、高さ方向ではめ込み方に変化を付けています。

公園を挟んだ敷地は小学校となることや公園への圧迫感を低減しつつ、内部に対しても十分な光と環境を取り込むことに成功しています。

エントランスロビー。壁面のガラスから圧倒的な光量を得る。ホールへ延びる階段が空間をダイナミックに演出している。
公園側のファサード。ガラスが多用され、緑が映し出される。て内部で感じるボリュームよりコンパクトに見える。黄色は難しい色彩だが品良くまとめられている。

アクセス、営業時間

つくばエクスプレスつくば駅よりペデストリアンデッキを上り、南方向に徒歩約10分。会議場の開館時間であればほとんどの場合、自由に出入りは出来ます。館内のレストランは自由に利用可能。